卒業旅行という建前のもと、ちょっと強気にロードスターなんて借りてみました。
MTのFRスポーツ、一度は乗ってみたかったもんで。
同行者一名を道連れにと伴に、3月10日 朝6時に仙台を出発しました。
はじめの目的地は、岩手県の祭畤大橋。
2008年の岩手・宮城内陸地震で崩落した道路橋で、その一部が、被災当時の姿のまま保存されています。これは在仙中に見ておきたいと常々思っていたところでしたが、今回の旅程にどうにか組み込め、見学を果たすことが出来ました。
祭畤大橋に関しては、別に記事を立てて紹介します。
本記事では、足早に次の目的地へと進みましょう。
続いて訪れたのは 湯田ダム。
重力式アーチダムという、重力式コンクリートダムとアーチダムの特徴を併せ持つ珍しい形式*1のダムです。
「きんしゅうこものしり館」というPR施設もあるのですが、これは残念ながら冬季休館…
堤体や周辺だけ散歩することにしました。
湯田ダム。
— 蔵王の御釜 (@Kamashuki) 2019年3月10日
クレストゲートのウインチまる見えは凄い。しかし雪氷とか大丈夫なのねこれで pic.twitter.com/nLoowYFCGN
最後に管理所でダムカードを頂戴し、再出発です。
北上の市街地を抜け、ICから釜石自動車道に流入し遠野ICまで走行。
IC近くの道の駅 遠野風の丘で、少し早い昼食を取りました。
再び遠野ICから釜石道へ戻り、釜石方面へと向かいます。が、ここからが今回の旅の本来の目標です。
岩手県 花巻市~釜石市を結ぶ釜石自動車道と、拙ブログでもおなじみ(?)三陸自動車道。このほど新規に開通した区間があり、その乗り初めにやってきたのです。




ハンドルは同行者に任せ、私はカメラを手に助手席へ。まずは遠野IC~遠野住田IC、こちら今月3日に開通したばかりの区間です。


あっというまに走り抜け――。


遠野住田IC~釜石仙人峠ICは「仙人峠道路」として以前から供用されていた区間です。ここは既に何度か通っています。
釜石仙人峠ICより先は、前日の9日に開通したばかりの区間となります。突入!




この釜石JCTを挟んだ釜石両石IC~釜石南ICも、同じく9日開通の出来たて区間です。
[宮古 久慈]方面へと進み、釜石両石ICまで走破しました。
そのまま終点(既開通区間)の釜石北ICまで走り抜け、さらに少々北上し、大槌駅に立ち寄ってみました。
大槌駅はJR山田線の不通区間内にあります。この区間は3月23日に三陸鉄道への移管・三陸鉄道リアス線としての開業を控えています。
駅舎を外から見学し、折り返し仙台方面へと帰路につきました。
途中、おやつ休憩に立ち寄った某所にて、試運転列車にも遭遇しました。
釜石北IC→(既通区間)→釜石両石IC→(新規開通区間)→釜石JCT直進→(続・新規開通区間)→釜石南IC→(既通区間)→…と進行。こんどは私がハンドルを握りました。
寄り道もしつつ、無事仙台に帰着しました。
私が仙台にいる期間も残り僅か。
その最後に高速道路の開通を見届けられて、高速道路ファンとしては非常に満足な週末でした。
余談
せっかくなのでロードスターのレビューもちょっと。
往路では仙台宮城ICから東北道に乗り、泉ICまでの急勾配&急曲線区間で高速コーナリング*2を試してみました。
期待通り軽やかに曲がり、しかし安定したコーナリングでした。今まで運転したクルマの中では一番、この区間をスムーズに走れたように感じました。
復路の釜石北IC→釜石南IC。ここもそれなりの勾配区間でしたが、軽量な車体と気持ちよく回るエンジンをもつロードスターは、勾配なんて意に介さず登っていきました。追い越しも難なくこなしてくれました。
そして…


屋根開けて走るの気持ちいい!!
花粉さえ飛んでなければ