TBS、BS-TBS(他ネット配信有)で先日放送スタートのアニメ『まちカドまぞく』。
原作の大ファンで、アニメ化発表以来 放送を心待ちにしていました。
その放送第一話にとても満足したので、ちょっとお話を。
遊び呆けてて多忙のため書き溜めてる話題がそこそこありますが、先にこれ書かせてください。
まずは作品について
ある朝突然ツノとしっぽが生えた主人公:吉田優子(通称:シャミ子)。実は彼女は 封印されし闇の一族 の末裔で、一族にかけられた封印を完全に解くべく、光の一族の巫女「魔法少女」を倒すべく、動き始める――。
という王道ダークファンタジーなあらすじですが、そこはきらら作品。闇の一族も魔法少女も普通の人間もそれ以外も、みんな可愛いし、いい子たちばかりです。
私はこの作品、twitterでフォローしている方が猛烈に推しているのを見て「ほーんそんなに良いのコレ」と軽く読み始めてみたのがきっかけでした。
が、これがまた物語が面白い。長くなるので感想は別の機会に譲るとして、とにかく面白いし、尊い…
何よりこの作品、原作コミックをぜひ読んでほしいのですが、4コマ各話、そして一コマ一コマにこれでもかというくらい描き込まれてるんですよ。情報がギュッと凝縮されていまして。
初見で隅まで読んでもすべて面白く、全部読んだあともう一回読み返して「あーこれココに描かれてる!」となることもあり。ここまで詰め込まれても物語に破綻がなく、納得の展開を魅せていく…。
そんな描き込みがアニメでどう描かれるか、これも楽しみにしていました。
というわけで、アニメとして自身史上未だかつて無いほどの期待値で、先行上映会行けなかった悔しさも込めて、一話最速リアタイ視聴しました。TBS放送エリアで良かった… あと次の日クソ眠かった…
以下、アニメ一話感想。核心的でない程度の、アニメおよび原作ネタバレを含む場合があります。
アニメ一話感想
結論から言いますと…
原作の超高圧縮4コマが絶妙にデコードされてる感。
— 蔵王の御釜 (@Kamashuki) July 11, 2019
テンポよく進めてるはずなのに間のとり方でも魅せにきてることといい、原作の書き文字の使い方といい、色々 あ゛あーー ってなる #まちカドまぞく
放送直後に無い語彙を絞って綴った感想、いまアニメを見返してもこれに尽きます。
原作を必要十分に展開し、良い方向に適切に補正し、見事にアニメ化していただけました…! おまつりです!! よいやさー!!
4コマ単位で進む原作を、小気味よく流していったかと思えば、このシーンでこの間のとり方ww と、適切な緩急に展開しているふうに感じました。とあるシーンで言い淀むちよももには思わずニヤリ。
キャラデザはかわいい。
シャミ子のしっぽの表情(?)にも注目です。動画になるとよりよく分かるし、より可愛くなってました。
あと、原作と比べて一番変えてきたなー、という点。
これは言うまでもないでしょう「良ちゃんの出番」。
シャミ子の妹、良子。かわいいし、かしこいし、お姉ちゃん想いで健気かわいいし、なによりかわいい。私の一番のお気に入りキャラです。
原作でのお披露目はちょっと後になってからなのですが、アニメでは冒頭から登場。さらには良ちゃんメインのアニメオリジナルパートまで用意されるという。
原作では後に「お姉の参謀になりたい」と明かす良ちゃん。アニメ一話では出番のひとつで、その片鱗が既に見え隠れもしていました。これは上手く入れたなー とも感じました。
総じて、一話を観た限りでは、かなりの良アニメ化ではないでしょうか。
このまま全12話走りきってほしいですし、そしてアニメ・原作共々、いっそう人気を博していくことに期待です!
EDアニメの「もっと遊ぼうね」んとこのシャミ子、如何なるコマを切り出しても可愛らしさと尊さしかなくて、愛らしい… としか言いようがなくなる。コレ絶対彼氏の千代田桃さんに見せてるアレ(語彙力)だ… どう考えてもちよももと付き合ってるでしょ…
ところで、本作で監督を務める 桜井弘明 氏。私のお気に入り作品のなかでは『デ・ジ・キャラット』シリーズと『猫神やおよろず』の監督を務めておられました。
今作でも、演出がこれら作品のそれだなと、心なしか安定感を覚えました。小ネタの挟み方とか、そして先にも述べたテンポがまさに。
特に『猫神やおよろず』は、これもコミック原作を程良くアニメにしていたと思っています。そんなわけで、個人的には監督の手腕を信じています。
桜井監督なら『まちカドまぞく』も絶妙なアニメ化をしていただけるかな~と、素直に期待もしています。